国家資格「3福祉士」の違いについて
どのような職業にも少なからずニーズはあります。しかし、近年、特に活躍が望まれている職業をご存知でしょうか?福祉関係の職業です。その中でも、3福祉士と呼ばれる3つの国家資格「社会福祉士」「介護福祉士」「精神保健福祉士」が注目を集めています。国家資格というだけあり、いずれも福祉に関する豊富な知識と高いスキルがなければ得られない資格です。
そんな3福祉士ですが、詳細な仕事内容を知る方は意外と多くありません。こちらでは、3福祉士の仕事に関して、どのような違いがあるのかを紹介します。
社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士の主な違いは、仕事内容と支援対象、就業施設です。以下、簡単にそれぞれの違いをまとめました。
仕事内容の違い
社会福祉士と精神保健福祉士:相談業務が主な仕事です。その他、社会復帰のための支援や、支援対象者の代わりに必要な手続きなどをおこなうサポートをします。社会福祉士と精神保健福祉士の仕事内容は似ていますが、支援の対象者が異なります。
介護福祉士:入浴や排せつなどの生活支援や介護をおこないます。
支援対象の違い
社会福祉士:高齢者や知的障害者、精神障害者、身体障害者など、生活が困難な方
介護福祉士:高齢者や身体に障害を持つ方
精神保健福祉士:うつ病患者や精神障害を持つ方
就業施設の違い
社会福祉士:社会福祉施設や医療機関、教育機関、地域包括支援センターなど
介護福祉士:特別養護老人ホームや身体障害者施設(訪問介護員含む)など
精神保健福祉士:保健所や保健センター、作業所、精神科病院など
以上が主な3福祉士の違いです。
さらに、実は3福祉士は、資格取得の難易度も大きく異なります。もっとも難易度が高いのは社会福祉士で、試験の合格率が30%前後。次いで精神保健福祉士が、試験の合格率60%前後と言われています。介護福祉士は、社会福祉士や精神保健福祉士より資格の取得難易度が低い傾向にありますが、実務者研修が必須となった現代では、他2職と同様、取得に苦労を伴う点は変わりありません。
どの資格も取得難易度は高いものの、その中でもより難しく、試験合格者が少ない社会福祉士は、対策にも力を入れる必要があります。しかし、就職後の資格取得を目指している方の中には、学校に通うことができず、勉強が難しいと考えている方もいることでしょう。
働きながら資格取得が目指せる大学とは
働きながら資格取得を目指す方には東京通信大学という通信制大学をおすすめします。こちらの大学は、学校に通って授業を受けるのではなく、購入する教材を使っての自宅学習がメインとなります。仕事をしているという理由から大学に通うことが難しい方でも、社会福祉士になるために効率よく勉強することができます。
![東京通信大学_社会福祉モデル](https://yakalaexpress.com/wp-content/uploads/東京通信大学_社会福祉モデル.png)
社会福祉士の受験資格に必須となる実習を受けることも可能であるため、必要な単位をすべて修得し、正科生として卒業することができれば、社会福祉士の国家試験を受けられます。試験対策もおこなっているので、社会福祉士になるための勉強をしたい方は、東京通信大学をご利用ください。
女性でも働きやすい社会福祉士
社会福祉士の合格者の男女比率を見て見ると、女性の方が多いのです。社会福祉士だけでなく、福祉業界全体で、女性の割合の方が多くなっています。
福祉業界は、人のお世話をしたり、人に寄り添ったりすることが大半を占める仕事です。そういった仕事が向いていると感じる人が女性に多く、必然的に女性の割合が高くなっているようです。
特に社会福祉士の仕事は、力がいる仕事はほぼありません。そのため、女性でも働きやすい仕事であると言えるでしょう。また、働きやすいのは仕事の内容だけではありません。福利厚生がしっかりとした職場が多いのも特徴として挙げられます。
常勤だけでなく、非常勤での働き方を選ぶことができるのも、女性にとってはうれしいポイントになります。女性の場合、結婚や出産を迎えると、常勤での出勤が難しい場合も多いでしょう。とはいえ、やめるわけにもいかないという場合に非常勤で出勤できる時だけ出勤するという働き方ができるのは、大きなメリットです。
社会福祉士は、女性にとって働きやすい職場だと言えるでしょう。一度資格を取ってしまえば一生ものなので、社会福祉士を目指したい方は、通信制大学に通う事を検討してみてはいかがでしょうか。
最終更新日:2021.12.10